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 ■サークル活動



 ■東雄句会

2015東雄句会

12月句会(投句)より

力石並ぶ境内神の留守    千舟

駅までの日向道選り小六月    善朗

人絶えし川原を濡らし夕しぐれ     耿甫

明け遣らぬ雲間に一つ冬の星    禮泉

古民家に見番の札冬紅葉    一灯

広口の壺に投げ入れ枯芙蓉    菫

葭原の野鼠狙ふ?(のすり)かな    秦山

冠雪や霊峰富士を仰ぎ見る    三奏

白壁に影を映して吊し柿    ざぼん

飼主と老犬の吐く息白し    陽一

山道の杖は妻なり寒桜    趣泉

川舟の引く波眩し冬うらら     素風

船橋から都心に向かうとき江戸川・中川・荒川・隅田川と4本の川を越えます。
車窓から見える川波がきらきらと眩しく、穏やかな冬の日差しに生きている幸せを感じます。
添付の写真は鉢植えの雪割草です。花言葉 忍耐 信頼
闘病中の奥様の看病をされ、このページを見てくれている幼なじみの友人にエールを送り
伝えたい…奥様をやさしくハグして心の不安を癒してあげてください。
それでは皆様よいお年をお迎えください     heba(#^0^#)/neね    素風

11月句会(投句)より

茎折れて水漬く花托や破蓮 千舟

この土地はまだ売れぬらし猫じゃらし  善朗

コスモスとコキア彩る丘に立つ 禮泉

冬の雨杭先の鷺身じろがず 耿甫

冬花の道路一列樽花壇 一灯

夫(つま)の背に声かけ眺む十三夜 菫

鷺一羽川面を睨み冬に入る 秦山

文化の日雲無き空に日章旗 三奏

騒めきて枯姫葦の雨の音 ざぼん

冬の雨釣人去りて鷺去りて 陽一

コスモスの続く鉄路やローカル線   趣泉

近寄ればみお引き離る鴨の陣 素風

11月8日  水元公園にて吟行句会
添付の写真は釣人から分け前をもらう鷺です。

10月句会(投句)より

矛杉の梢をかすめ今日の月   千舟

暫くは雨戸も閉めず今日の月    善朗

本郷に向かふ菊坂秋日和    禮泉 

翅干して岩に居並び赤とんぼ    耿甫

久々に徳利を卓に九月尽     一灯

コスモスや道の彼方に雲ひとつ    菫

朝の陽に輝き揺るる芒の穂    秦山

夕陽浴び炎のごとし曼珠沙華     三奏

猫じゃらし雨滴を含み穂の垂るる   ざぼん

箒持ち若き宮司や野分跡    陽一

Tシャツと思ひ出仕舞ふ秋の夜    趣泉

灸花引いて尻餅おかしけれ    素風

9月句会(投句)より

秋灯や吊橋向ふ一軒家    千舟

緑蔭のベンチに独り読書の子    善朗

秋の田や車窓に続く碁盤の目     禮泉

新涼をまとひて朝の一歩踏む     耿甫

秋澄むや小諸馬子唄朗々と     一灯

四つ辻の風の分け合ふ百日紅    菫

登り来て渇きを癒す滝雫    秦山

悪ガキに戻るや秋の里帰り     三奏

亀泳ぎ池一面の未草     ざぼん

借主の数だけ案山子田の周り     陽一

秋めくや母訪ねる日選りてをり   趣泉

脱いでまた羽織るも秋の夕べかな   素風

添付写真は秋の植物紫式部
だらしなき紫式部くくりけり  辻 桃子 があります。

 俳句では「式部の実」「実むらさき」「実式部」などとも表現します。

私ごとながら飲み仲間をまた一人送りました。秋商時代を肴によく飲みました。
飲みながらのバカ話にだんこぬけったけ笑った日は幻であったかのようです・・・
heba(#^0^#)/ne    素風

8月句会(投句)より

海女背負ふ魚籠の雫や月見草   千舟

第一幕終へて竿燈みな伏せり   善朗

読経止む堂にざわめく夏の風   禮泉

炎昼や短かき己が影熱し      耿甫

テレビ皆戦争のこと風灼くる    一灯

子沢山母の突く手の心太      菫

暁闇や蜩の鳴く金属音       秦山

灼熱や校歌高らか甲子園     三奏

直売所曲り胡瓜を篭盛りに    ざぼん

夏休祖父母待つ地へリュックの子  陽一

空蟬や主(ぬし)は今頃何処で鳴く   趣泉

灼熱や影落し飛ぶ黒揚羽    素風

甲子園では秋商健児の活躍を楽しみました。
U18では成田投手の好投に拍手でした。
憑きものがおちたように気温が下がり残暑にむかって構えていた心づもりが肩すかしとなりました。

東雄句会では大川幹生氏が他界されました。こよなく俳句を愛しておられました。
ご冥福を心からお祈り致します。

さて、添付写真の花は「のうぜんかずら」といいます。
夏の俳句には欠かせない季節の花で、のうぜん、とか のうぜんか、と表現しています。
手前味噌で…夕日あび燃ゆる色増す凌霄花(のうぜんか)  素風 句会でたくさんの点を頂戴しました。

最後になりましたが高21期 俳号 趣泉 入会いたしました。
どうぞ宜しく御願い致します。

7月句会(投句)より

どくだみや薬とて摘む妣(はは)ありて    千舟

音もなくまたひとつ落ち沙羅の花    善朗

象潟に同行二人合歓の花    幹生

凌霄花生垣越しに垂れ下がる    禮泉

雨蛙円らな眼(まなこ)宙見据う    耿甫

水無月や教材新た郡上節     一灯

電柱に腹巻きの如凌霄花    菫

荒野原ぎしぎしの花傾ぎをり    秦山

神楽坂揃いの浴衣下駄の音     三奏 

庭石の上に落花や夏椿    ざぼん

向日葵の丈や後ろの土手を越へ     陽一

麻服やさらりと軽きことが好き    素風

暑中お見舞い申し上げます

猛暑猛暑にめげそうなとき、母校の後輩達がおおいなる活躍を見せてくれ…ありがたいことです。
ことさら甲子園は嬉しいものです。
TV放送があり一度は一緒に校歌を合唱できるからです。

    頑張れ 秋商         heba(#^0^#)/ne   素風

6月句会(投句)より

来し方と行く末思ふ更衣     千舟

肉厚の海鞘を切りゐるをとこかな   善朗

麦秋や小津と智衆に節子かな    幹生

薔薇一輪朝餉の卓に飾りけり     禮泉

風青し傘寿を祝ふクラス会     耿甫

雨毎に肥ゆる狭庭の実梅かな   一灯

山椒の実を炊く厨香り満つ   菫

尻尾まで岩魚を喰らひコップ酒   秦山

紫陽花や雨滴光りて藍さゆる   三奏

雨に濡れ初一輪や夏椿   ざぼん

大振りの瓶に芍薬移しけり   陽一

沼風や片岸に寄る布袋草   素風


ハンゲショウ(半夏生)

デイゴ(海紅豆)

このところ日本は亜熱帯のような夏になりつつあるそうで気温は連日35度をこえる厳しいことになって、北国育ちにとりましては、苦手な季節です。
写真は夏の花…ハンゲショウ(半夏生)とデイゴ(海紅豆)… 玄関の棚に半夏生を活けておきますと、外出先からもどった時 涼やかなこの花に清々しさをもらいます。 デイゴには元気をもらいます。      

heba(#^0^#)/ne 素風

5月句会(投句)より

花の下腰に徳利の陶狸     千舟

髪逆立てふらここを漕ぐ少女かな      善朗

関所跡都忘れや花二輪     幹生

ネモフィラの丘より望む春の海      禮泉

見下ろせば山裾めぐり花の雲      耿甫

水ありて水より生(はえ)るカラ かな     一灯

柿若葉ノックの球児声やまず      菫

山膚の残雪光り鳥海山     秦山

風に揺れか細き茎のけしの花 三奏

ランドセル背負うて転び入学児    ざぼん

日の出前植田の補植老夫婦      陽一

伏せ鉢をするり抜け出る蜥蜴かな    素風

  薔薇の季語は夏ですが、近頃では一年中見掛けます。
花屋さんに一年中薔薇が売られているせいでしょうか?
薔薇には色ごとに花言葉がありますので、プレゼントされる時には要チェックです。
写真の薔薇は数年前の母の日のプレゼントです。

heba(#^0^#)/ne   素風

4月句会(投句)より

里山路花菜の無人販売所   千舟

黄梅の垂(しだ)れ石垣覆ひけり    善朗

下町や浅蜊づくしに江戸の味   幹生

春日傘並びて上(のぼ)る女坂    禮泉

しらじらと野中の一樹花辛夷   耿甫

花菜畑過ぎて黄帽子きらめけり    一灯

落椿紅き衣の道祖神   菫

里歩き山(やま)家(が)の庭に咲く馬酔木(あしび)   秦山

廃校や子等の声無く桜咲く    三奏

一叢の勿忘草に雨細か   ざぼん

花筏長靴の子等崩しけり    陽一

桜餅まず一服の茶をいれて    素風

4月12日  おーる秋田ふるさと館において総会・句会を開催。
東雄句会の会長は長いこと引きうけて頂きました大川 善朗氏から佐々木秦山氏に代替わりとなりました。どうぞ宜しく御願い致します。

 

添付の写真は牡丹
(長いこと花をつけずにお休み状態だったのですが、我が家のお粗末な庭に今年は牡丹が大きく色鮮やかに咲きました。)
投票場近くに咲き群れていたアイリスです。

heba(#^0^#)/ne

3月句会(投句)より

連翹や用水覆ひ黄の明り     千舟

嫁ぐ子の父へと励む毛糸編み      善朗

柳絮飛ぶ矢切の渡し川開き      幹生

九十九折伊豆の山山笑ひけり     禮泉

白梅の凜と空向く一花かな     耿甫

温しかな人間だもののみつを展     一灯

小さな瀬飛んでみたしと春の泥    菫

小魚を啄む鷺や水温む     秦山

剪定の欅並木に日の光    三奏

プリムラの窓辺に咲くや春隣     ざぼん

雪囲残したままの一周忌     陽一

浅春や水飴かたし瓶の中     素風

この春は気温の乱高下に体調をこわしました。
もしかしたら…この花の写真を撮ったせい?でしょうか。
添付の花木は「しきみ」です。
散歩中に上品で清楚で控えめな美しさにシャッターを…帰宅後花の名前を調べましたら「しきみ(櫁)」語源は「悪しき実」とありました。
ぎょぎょっ!か、じぇじぇじぇ!かどちらでもよいのですが全木有毒、なかでも実には死にいたるほどの神経猛毒が…
美しい花には毒があるとは、このことでしたか?     素風

2月句会(投句)より

探梅や茶屋が飼ひよる猫寄り来    千舟

腰丈に足らぬ古木や梅開く    善朗

?杖の菩薩の笑みや黄水仙    幹生

節分や年の数まで豆食へず    禮泉

爺むさしとて妻笑ふ日向ぼこ    耿甫

三代の声のさまざま追儺かな     一灯

客を呼ぶ浜の漁師に春スト ブ    菫

?(かんじき)の足跡白き山野かな     秦山

淡き雪夜明けとともに消ゆるかな    三奏

寒梅の蕾ふくらむ日和かな    ざぼん

春立つや翁の並ぶ昼銭湯     陽一

凍風に飛ばされさうな昼の月     素風

添付写真は2月22日春まだ浅き、赤坂BフラットでのJAZZライブです。
ご存じ高23期 ドラマー 小林陽一氏 の熱演でした…還暦越え?好きなこと
一筋の人生にエールです。  heba(#^0^#)/ne    素風

1月句会(投句)より

山中の飛脚古道や歯朶あかり      千舟

数へ日や名代のそば屋人の列      善朗

深沈と田沢湖眠る山の冬     幹生

床の間の寒紅梅や綻びぬ     禮泉

凍て雲に仄かに映えて夕明かり     耿甫

ふくらんで水に生まれりかいつぶり    一灯

肩上げの晴着の仕上げ除夜の鐘     菫

大吉の御神籤引きし初詣     秦山

冬枯れや雑木林に薄日差す    三奏

境内に火の粉のあがり初詣     ざぼん

日捲りの厠の暦大晦日    陽一

鯉の背の動かぬ神池薄氷     素風

迎春   添付の写真はクリスマスローズと節分草
花言葉は「癒やし」
クリスマスローズの名は英国ではクリスマス時分に開花するからだそうです。
節分草の名は日本にて節分時分に開花するからだそうです。
どちらもキンポウゲ科です…似ていますね。
年明けとともに殺伐とした人間社会のニュースが多発しています。
目をそらさずに対峙するのには少しパワーがたりなくなっている自分です。

本年もお付き合いのほどよろしく御願い申し上げます。       素風

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